Last Update 2018.12.1
       
 ◆梅田駅拡張第三期工事完成記念乗車券〔京阪神急行電鉄〕 1971年/昭和46年11月28日発行

  1971年/昭和46年11月28日,京阪神急行電鉄(1973年,阪急電鉄に社名変更)が,
  梅田駅拡張第三期(京都線ホーム移設)工事完成を記念して発行した記念入場券です。

  現在の阪急・梅田駅は,京都本線,宝塚本線,神戸本線が乗入れる終着駅であり,
  頭端式ホーム10面9線を有する高架駅です。 頭端式ホームのホーム・線路数としては,日本最多です。
  ホームは東から1号線乗車用(片面),1・2号線降車用,2・3号線乗車用,3・4号線降車用,4・5号線乗車用,
  5・6号線降車用,6・7号線乗車用,7・8号線降車用,8・9号線乗車用,9号線降車用(片面)の順になっています。
  当駅に到着した列車は全て両側の扉が開き,乗降が始まります。
  京都線では1号線に特急,2号線に普通,3号線に準急,宝塚線では4号線に急行,5号線に普通,
  神戸線では7号線に普通,8・9号線に特急が発着します。

  梅田駅は,1910年/明治43年の箕面有馬電気軌道・梅田-宝塚間の営業開始時に開業しました。
  1920年/大正15年開業の神戸線列車が乗入れを開始しました。
  1944年/昭和19年から京都線列車が宝塚線の線路を使用して梅田駅に乗入れを開始しました。
  1959年/昭和34年,梅田-十三間に線路を増設,
  それまでの京都線特急・急行に加えて千里山線列車の乗入れが開始されました。
  1966〜73年,現在地である国鉄・東海道線北側移転(十三寄りに400m移転)高架化・拡張工事が実施されました。
  この時は,京都線ホーム2-3号線,宝塚線ホーム4-6号線,神戸線ホーム7-9号線とし,1号線は未設置でした。
  その後,1973年/昭和48年に京都本線ホームの1線を増設,現在の10面9線を有する高架駅が完成しました。