Last Update 2019.12.1
     

  国鉄信越本線 横川-軽井沢間に敷設されたアプト式ラックレールです。

  アプト式ラックレールは,2〜3枚のラックレールを位相をずらして敷設し,
  機関車のピニオンギアの歯が,常にいずれかのラックレールと噛合うことで,
  急勾配を登り降りするための推進力と制動力を補助します。

  碓氷峠を越える横川-軽井沢間に,1893年から1963年まで採用されていました。
  廃止後,撤去されたラックレールは,
  駅周辺の排水溝の蓋などに利用されているようです。

  ラックレールには,機関車のギアを受け止めた跡が鮮明に残っています。