Last Update 2020.6.1
       
 ◆近畿日本鉄道・近鉄鳥羽・志摩線開通記念入場券  1970年/昭和45年3月1日 鳥羽駅発行

  1970年/昭和45年3月1日,近畿日本鉄道が近鉄鳥羽・志摩線の開通を記念して発行した記念入場券です。

  1970年/昭和45年,大阪で開催された万国博覧会を前に,全国から訪れる観光客を伊勢志摩に誘致するため,
  近畿日本鉄道は,大阪・京都・名古屋から鳥羽・奥志摩(賢島)への鉄道網を整備しました。

  1970年/昭和45年3月1日,山田線の終着駅・宇治山田と鳥羽を結ぶ鳥羽線 13.2kmが全通,
  同時に,鳥羽と賢島を結ぶ志摩線 24.5kmの軌道拡幅工事が完了し,
  大阪・京都・名古屋から鳥羽・賢島への直通列車の運転が可能になりました。

  志摩線は,1929年/昭和4年に志摩電気鉄道(のちの三重交通)が鳥羽-賢島-真珠港を開業,
  1965年/昭和40年,近畿日本鉄道が三重電気鉄道(三重交通から分離)を合併し,
  志摩線は近畿日本鉄道の支線になりました。
  1969-70年/昭和44-45年に,狭軌から標準軌・1500V昇圧工事が実施されました。