Last Update 2020.12.1
       
 ◆福知山線開業80周年記念入場券  1979年/昭和54年6月17日 篠山口駅発行

  1979年/昭和54年6月17日,
  国鉄・篠山口駅が,福知山線開業80周年を記念して発行した記念入場券です。

  福知山線の発祥は,1981年/明治24年開業の尼ヶ崎-伊丹間の川辺馬車鉄道です。
  1983年/明治26年,川辺馬車鉄道は摂津鉄道に改称して,
  蒸気列車による軽便鉄道として尼ヶ崎-池田(現 川西池田)間を開業しました。
  その後,大阪と舞鶴を結ぶ鉄道を計画した阪鶴鉄道が摂津鉄道を買収,改軌して宝塚に延伸,
  1899年/明治32年には,福知山南口まで開通しました。 
  この開通から80周年を迎えた1979年/昭和54年に,この記念入場券が発行されました。

  阪鶴鉄道は,1907年/明治40年に国有化され,
  1912年/明治45年に,神崎(現 尼崎)-福知山間,塚口-尼ヶ崎間を福知山線にしました。

  福知山線は,大阪と山陰を結ぶ亜幹線でしたが,近代化は遅く,
  大阪口の無煙化は,旅客列車は1968年/昭和43年,貨物列車は1969年/昭和44年でした。

  1981年/昭和56年に塚口-宝塚間,1986年/昭和61年に宝塚-福知山間が電化されましたが,
  それまでは,ディーゼル機関車,ディーゼルカーが運用されました。
  DF50は1957-77年/昭和32-52年,DD54は1966-78年/昭和41-53年に運用され,
  1979年/昭和54年当時は,DD51が客車・貨物列車を牽引していました。