Last Update 2024.3.1
     

  マンモス電機EH10に付けられた汽車會社と東洋電機の円形製造銘板です。

  東海道・山陽本線の高速貨物・重量貨物列車を牽引するため
  1954-57年/昭和29-32年に当時最強の直流電気機関車EH10が登場しました。
  1956年/昭和31年の東海道本線全線電化後は,
  急行貨物列車や1200t列車を汐留-吹田間を直通運転しました。
  25年後の1981年/昭和56年4月に運用を終了しました。

  EH10は動軸8軸の分割2車体永久連結構造の機関車として開発され
  黒色車体に黄色の帯を巻いた従来にない塗色・スタイルで登場しました。
  試作機(1-4号)は川崎車輌・日立製作所・東京芝浦電気・新三菱重工業が製造,
  量産機は汽車會社+東洋電機(電装)が加わり,全64輌が製造されました。
  汽車會社と東洋電機は,
  昭和30年に26・27号,昭和31年に38・45・56・57号を製造しましたので,
  この製造銘板は38・45・56・57号に付けられたものと推定されます。

EH10 27牽引貨物列車 1980 山崎 〔東海道本線〕
EH10 52牽引貨物列車 1975 山崎-高槻 〔東海道本線〕
EH10 44牽引貨物列車 1975 山崎-高槻 〔東海道本線〕