Last Update 2019.6.1
  

 私は,高校時代(1968年/昭和43年頃)から鉄道写真を撮り始めました。
 当時,国鉄は元気でした。多彩な優等列車を見ることができました。
 電化開業,ローカル線の開通が全国に進みました。
 蒸気機関車が最後の活躍をしていました。
 湊町,天王寺など大阪の都心部でも蒸気機関車を見ることができました。
 大阪は,万国博覧会(1970年/昭和45年)の準備で交通網が急速に整備されました。
 大阪市電・トロリーバスが消え,地下鉄が拡充されました。
 旧型国電も元気でした。
 私鉄では,近鉄の2200系,阪急のデイ100など戦前の名車が活躍していました。

 鉄道ファンにとっては,楽しい時代でした。


 このホームページで,紹介する写真には,
 就職で上京した1978年/昭和53年から
 国鉄が消滅する1987年/昭和62年までの間に撮影したものがあります。

 当時,国鉄は苦悩していました。料金値上げ,ストライキが続きました。
 上越新幹線,東北新幹線は開業しておらず,
 とき,ひばり,やまばとなどの特急が 東北本線,高崎・上越線に運転されていました。
 チョコレート色の旧型国電も,残っていました。
 戦後の急客機EF58は,最期の活躍をしていました。

 横浜・常盤台に居住していました1983〜1988年/昭和58〜63年に
 横浜大桟橋に来航する客船を撮影しました。
 客船の入港は,冬の早朝が多く,暗いうちから,待つことが多くありました。

 茅ヶ崎に引越し,客船の撮影も中断しました。
 当時の横浜大桟橋は,人が少なく,客船の近くまで行くことができました。
 現在,横浜大桟橋は,モダンな国際客船ターミナルに改築されています。
 来航客船が当時とは一新しましたので,撮影を再開したいと考えています。

 写真は,モノクロフィルムで撮影し,自分で現像・焼付けをしました。
 モノクロに拘ったのは, カラーフィルムの褪色に満足できなかったこと
 写真の構図・色調を思い通りに焼付けできることでした。

 私の鉄道写真の撮影は,国鉄の消滅した頃で中断しましたが,
 2003年頃から,デジカメによる撮影を再開しました。
 当時は,デジタル写真が主流になるとは
,想像もしませんでした。

 1978〜1988年/昭和53〜63年に
 撮影したモノクロフィルムは,
 359本でした。
 約13000カットを収めました。
 1982年/昭和57年は,
 上越特急“とき,EF58,西鉄電車
 などを撮影しました。
 1983年/昭和58年は,
 来航客船の撮影に注力しました。