Last Update 2013.12.1
       

  MT200形主電動機は,0系新幹線電車のモータです。

  この銘板を付けたモータは,1975年/昭和50年1月に富士電機で製造されました。

  0系新幹線電車は,1964年/昭和39年の東海道新幹線の開業から
  1986年/昭和61年までに,3216輌が製造されました。

  0系新幹線電車登場時のモータは,連続定格出力185kWのMT200形でしたが,
  1973年/昭和48年度の新造車から,225kWに増強したMT200B形が搭載されました

  1992年/平成4年以降,0系の主電動機は高出力のMT200Bに統一されました。

  0系新幹線電車は全車輌がモータを4基装着し,16輌で14400kWの出力でした。


  0系新幹線電車は,1999年/平成11年に東海道新幹線から撤退,
  短編成改造された車両が,その後も山陽新幹線の“こだま”運用で活躍しましたが,
  2008年/平成20年に引退しました。


  なお,N700系新幹線電車のモータの連続定格出力は305kWです。


 
日立製作所製・MT200B形主電動機の銘板   東洋電機製・MT200B形主電動機の銘板
0系新幹線電車用DT200形台車の日本車輛銘板
 0系新幹線電車の台車には,DT200とDT200Aがあります。
 1976年/昭和51年度登場の22次車(1000番代)以降は,台車枠の材質変更によりDT200Aに区分されています。