Last Update 2005.8.1
      
     鶴見線 1978年4月22日へ!
昼下がりの13時34分,チョコレート色の73系電車が,鶴見線3番ホームから発車です。

73系が,鶴見線で運用されたのは,1972〜1980年の8年間です。

 1978年に上京し,鶴見線で通勤していましたが,

鶴見線の73系電車を撮影したのは,1978年4月22日だけでした。

●鶴見線の沿革

 1926年 鶴見臨港鉄道が貨物専業鉄道として開業
 1930年 鶴見(仮)-扇町の旅客営業を開始
 1931年 大川支線の旅客営業を開始
 1932年 浅野-新芝浦の旅客営業を開始
 1934年 鶴見(仮)-鶴見を開業
 1940年 新芝浦-海芝浦が開業
 1943年 国有化

 1971年 鶴見駅を除く全駅を無人化
 1972年 73系の運行開始
 1979年 101系の運行開始
 1980年 73系の運行終了
 1990年 103系の運行開始
 1992年 101系の運行終了
 1996年 大川支線のクモハ12形が運行終了
 2004年 205系の運行開始

鶴見線の73系電車,多様なFACE
クハ79 クハ79 クモハ73

  ●
73系電車は,戦時設計の63系電車を元に改造・改善を重ねて,戦後の大都市通勤電車の基礎になりました。
   1400輌の73系は,63系の改造車に始まり,全金属車にいたる多彩な形態を有します。

   前面形態では,前照灯の位置,窓の固定方法(木枠支持,Hゴム支持)などに変遷をみることができます。 
   20m車体に4枚扉,グローブベンチレータは,後の新性能通勤電車;101系,103系に引き継がれました。