Last Update 2015.9.1
     
 ●約50年前の1966年/昭和41年1月発行の鉄道ファンです。
  昭和40年10月ダイヤ改正では,東海道新幹線 55往復,ひかり3時間10分の運転を開始,
  在来線の特急も大幅に増発,国鉄特急列車の総計は94本になりました。

 ●表紙は,特急つばめ(名古屋-熊本)・クハ481形です。
【掲載記事】

 新春特集
    3時間10分に思う
    国鉄特急列車のすべて
    特急の横顔
    鉄道ファン・ルポルタージュ 品川客車区
    座談会“最近の新車をめぐって”
 車両のページ
    名古屋地下鉄新車1000形
    松本電鉄ED402号電気機関車
    西鉄大牟田線の通勤形新車モ600・ク650
    帝都高速度営団900形
    札幌市電A830形
 Ventilator 記乗雑感
 カラー 東京をめぐるファイブカラー
 3時間10分運転の超特急ひかり1A処女列車試乗記
 機関車随想7 機関車の運用あれこれ
 カメラ・私鉄のりある記 別府鉄道
 ビルマの鉄道(前)
 ここにもワーレントラスがある
 ヨーロッパの交通博物館(前)
 モデルでみる客車の歴史
 SMOKE BOX
 C51ついに消ゆ/日本炭鉱のSL全滅
 RAIL POST
    岐阜国体にお召列車運転
    ブルーの国電
    四国だより
    京阪の女学生専用電車と16号
 さろん・かー
 車内放送
   トップ記事は,
 開業から1年有余を経た東海道新幹線が,
 55往復,ひかり3時間10分運転を始めるにあたり,
 新幹線の運行の考え方などを記しています。

 1965年/昭和40年10月のダイヤ改正で,
 国鉄特急列車は,寝台特急の増発などにより,
 運行本数が,新幹線 55本,
 在来線 電車 15本,気動車 16本,客車 8本の
 総計 94本になったと報告しています。

 ルポルタージュ・品川客車区では,
 品川客車区に707両の客車が配置,
 東京と西日本各地を結ぶ列車に運用され,
 車両キロは40万km/日に及ぶと紹介しています。

 蒸気機関車に関連する記事では,
 1919年/大正8年から289両製造のC51蒸気機関車が,
 吉松,梅小路,米子,鳥栖に残る5両の廃車で
 昭和40年度に全廃になると報告しています。

 岐阜国体にお召列車運転の記事では,
 原宿-岐阜間のお召列車牽引には EF5861が当り,
 岐阜県下のお召機には,
 C58 250,C58 354が充てられたと報告しています。

 ブルーの国電の記事では,
 最高混雑率321%の京浜東北線の混雑解消のため,
 ブルーの103系の投入が始まったと報告しています。
 日本で初めてのNゲージ(9mmゲージ)鉄道模型を
 発売した関水金属の広告です。

 関水金属は,1965年/昭和40年に
 C50蒸気機関車とオハ31形客車を発売しました。

 当時の価格は,
 C50蒸気機関車 3950円,オハ31形客車 950円でした。
 現在の価格は,
 C50蒸気機関車 6500円,オハ31形客車 800円です。
 当時の物価を考えますと,
 当初のNゲージは,高価な模型だったようです。

 関水金属は,翌年1966年に103系電車を発売,
 その後も続々と製品を増やして現在に至っています。