Last Update 2015.12.1
     


  OJゲージメーカーであるクマタ貿易が,2012年/平成24年に発売したDD54・3次型 です。
  真鍮製の精密なスケールモデルです。
  OJゲージは,縮尺1/45,軌間24mmの日本規格模型です。

  鉄道模型の国際的規格であるOゲージは,1/43〜48,軌間32mmを総称します。
  軌間32mmは標準軌(1435mm)の縮尺1/45に相当しますので,
  同じ縮尺1/45では,狭軌(1067mm)は軌間24mmになります。
  OJゲージは,車輌と軌間の縮尺を1/45に統一した日本独自規格です。
  このため,OJゲージ模型は,
  大きさよる迫力と,実車と同じスタイル(狭軌感)を味わうことができます。


  DD54は,1966〜71年/昭和41〜46年に,
  西ドイツの技術導入により製造されたディーゼル機関車でした。

  1966年に,DD54 1〜3の3輌が試作車として製造され,
  1968〜71年に,DD54 4〜40の37輌が量産車として製造されました。
  製造時期により外観が異なるため,1〜6次型に分類されています。

  福知山機関区と米子機関区に配置,山陰本線,播但線,福知山線に運用されました。
  1972年から京都-浜田間のブルートレイン“出雲”を牽引しましたが,
  故障の多発により,2年後の1974年にはDD51に譲ることになりました。

  DD54は事故と故障の続発から,
  1976年に12輌,1977年に20輌,1978年に8輌が廃車になり
  1978年/昭和53年に全車廃車になりました。

  DD54は,短命の機関車でしたが,独特のスタイルから現在でも人気は高く,
  Nゲージ,HOゲージの模型も発売されています。



  OJゲージの模型は高価ですが,
  精密な工作と迫力のある存在感に
  満足します!

  国内の数メーカーから,
  機関車,気動車,電車,客車の模型が
  販売されています。

  家庭では,
  大きく線路を敷いて走らせることは,
  難しいですが,
  机の上に敷いた2mほどの線路を
  走らせるだけでも楽しくなります!

  このDD54は,
  定年退職の記念に購入しました。
左から OJゲージ(24mm),HOゲージ(16mm),Nゲージ(9mm)