Last Update 2017.3.1
     
 ●1974年/昭和49年10月発行の鉄道ファンです。 流線形車輌を特集しています。
 ●表紙は,東海道新幹線開業5年を迎えた0系新幹線電車です。
【掲載記事】
 カラー 斜里岳をめぐる・釧網線のC58
 特集 国鉄の流線形車両
    流電の動態保存について
    私鉄の流線形車両について
    アメリカの流線形機関車
 カラー 現役の流線形 インド国鉄WPクラスほか
 流線形礼讃
 新幹線開業10周年を迎えて
 新しくデビューした世界の高速列車
 ジャワのSL スラバヤのスティームトラム
 国鉄鋼製電車 163・165・169系
 新車インタビュー 黒部峡谷鉄道にEHが登場
 東京付近国鉄路線の変遷について
 電車をたずねて 山形交通三山・高畠線
 REPORT
   飯田線の話題,片町・阪和線の旧型国電
   京都市電近況,江ノ電高架線・ビル乗入れ開始
   広島だより,伊予鉄道の話題
 POST,さろんかー,車両のうごき,車内放送
 付録 東京市電1200形,国鉄流線形C55組立図






   トップ記事は,全国特急ネットワークの基礎になった
 昭和43年10月 ダイヤ白紙改正です。
 “よん・さん・とう”として話題を集めました。

 東北本線・盛岡-青森間の複線電化完成により,
 東北に電車特急網が広がりました。
 また,583系寝台特急電車が活躍を始めました。

 磐越西線に特急“あいづ”,
 高山線に特急“ひだ”,
 日本海縦貫線ブルートレイン“日本海”が,
 新設されるなど
 華々しいエポックが多くありました。


 1968年10月,福井国体のお召列車が運転されました。
 名古屋・米原間はEF58(東京区),
 米原・田村間はDE10(米原区),
 北陸本線電化区間はEF70(敦賀第二区),
 越美北線を8620(福井区),
 小浜線・宮津線・播但線を
 敦賀第一区,西舞鶴,豊岡区のC58
 播但線・山陰本線をDD54(福知山区)が牽引しました。


 南大東島のナローゲージでは,
 大東製糖のナロー鉄道を紹介しています。
 総延長は27kmあり,
 島内を一周する一周線,西港に向かう西線,
 亀池港に行く亀池線,そのほか北支線・南支線が
 あると報告しています。
 当時,蒸気機関車はすでに廃車になっており,
 ガソリン機関車1両とディーゼル機関車4両が
 活躍していると報告しています。


 REPORTでは,頸城鉄道一部廃止,
 両毛線電化完成などを紹介しています。

 両毛線は電車化により,
 上野を結ぶ急行“わたらせ”2往復が,
 運転を開始しました。
 直通快速には165系,快速には115系,
 ローカル列車には70系が運用されました。

 当時,C62,C59が運用されていた呉線について
 よん・さん・とう以降も
 C59が健全に活躍していると報告しています。
 一方,呉線は昭和45年の電化完成を目指して,
 工事が始まっており,
 撮影の障害になる電柱が建つのは残念としています。


 POSTでは,
 よん・さん・とうで
 上野-青森間直通普通列車2往復が廃止になったこと
 奥羽本線・秋田-横手・院内・米沢間の
 旅客列車が無煙化されたこと,
 東北本線・青森-盛岡間に運用のC60が余剰になり,
 C6017が熊本区に配転したと報告しています。
 相模鉄道50年の歴史と車輌では,
 5000形,6000形を紹介しています。

 5000形は,東急5000形に似た
 前面デザインが大きな二枚窓の車輌でした。

 6000形は,20m・片側4扉両開きの電車であり,
 長く相模鉄道の主力代表電車として活躍しました。
 当時の塗色である緑濃淡にグレーと赤帯の車輌が
 紹介されています。