Last Update 2018.3.1
       
 ◆東京都交通局 地下鉄1号線全通記念乗車券  1968年/昭和43年11月15日発行

  1968年/昭和43年11月15日,東京都交通局 地下鉄1号線(浅草線:西馬込-押上)全通記念乗車券です。

  都営浅草線は,初めての都営地下鉄路線であり,開業当初に都営1号線と称されました。
  1号線(浅草線)は,1956年/昭和31年に工事を開始,部分開業を繰り返し,1968年/昭和43年に全線開通しました。

  1960年に押上-浅草橋,1962年に浅草橋-東日本橋-人形町,1963年に人形町-東銀座-新橋,
  1964年に西馬込-大門,1968年6月に大門-泉岳寺が開業,
  1968年11月15日の泉岳寺-西馬込の開業により,1号線(浅草線)18.3kmが全線開通しました。

  泉岳寺で京浜急行電鉄・本線,押上で京成電鉄・押上線と接続し,相互乗入をしています。
  免許交付では,1956年の1号線(浅草線)は京浜急行電鉄,京成電鉄の相互乗入を前提にし,
  当時,軌間1372mmの京成電鉄が京浜急行電鉄の軌間1435mmに改軌,
  1号線(浅草線)は軌間1435mmで建設されました。

  現在,京浜急行電鉄は羽田空港,京成電鉄は成田空港に乗入れており,
  1号線(浅草線)は羽田空港,成田空港のアクセス路線の主力として機能しています。

  記念乗車券に描かれている電車は,1960年の押上-浅草橋開業時に登場した都営5000形です。
  登場時の塗色は,京成電鉄に類似のクリームとオレンジの車体に,銀色とステンレスの飾り帯が巻かれました。
  1981年から更新工事が施され,塗色もアイボリーの車体に赤帯に変更になりました。

  開業時は2輌編成で運用されましたが,その後は8輌編成に統一され,最後期は6輌編成でした。
  1995年/平成7年,全車廃止になりました。