近鉄は,磁気式プリペイドカードとして,
パールカード,Jスルーカード,スルッとKANSAIカードを発売しました。
1986年発売開始のパールカードは,自動券売機,自動精算機の利用に限られましたが,
Jスルーカード,スルッとKANSAIカードは自動改札機にも利用できました。
スルッとKANSAIカードは,多くの関西私鉄が導入しましたが,
近鉄は2001年/平成13年に導入,スルッとKANSAIカードの発売を開始しました。
スルッとKANSAIカードは,近鉄線では青山町以西の近畿地区のみに利用可能でした。
近鉄におけるスルッとKANSAIカードは,2017年3月に発売を終了し,
2018年1月末に自動改札機での利用を終了しました。
スルッとKANSAIは,
近畿圏を中心とする西日本の公共交通のストアードフェアシステムのネットワークでした。
1992年に運用開始の阪急電鉄のラガールカードを用いたストアードフェアシステムに
1994年に能勢電鉄のバストラルカードが参加,
1996年に阪神電鉄,大阪市交通局,北大阪急行電鉄に対応を拡張して
スルッとKANSAIの運用を開始,その後に多くの鉄道会社が参加しました。
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