スルッとKANSAI ラガールカードは阪急電鉄が発行するプリペイドカードで,
スルッとKANSAI加盟の会社線の自動券売機・自動改札機を利用できました。
2017年3月末に発売終了,2019年9月末に自動改札機の利用が終了しました。
スルッとKANSAI ラガールカードの前身であるラガールカードは,
阪急電鉄が1989年4月から発売したプリペイドカードでした。
ラガールは,フランス語のlagare(駅)に由来します。
ラガールカードは,
自動改札機に直接投入できるストアードフェアシステム対応カードでしたが,
当初は自動改札機が未対応のため自動券売機の利用に限られました。
1992年に阪急全駅における自動改札機の利用が可能になり
ラガールスルー(自動改札機の利用)が実現しました。
1996年,阪急電鉄がラガールスルーの成果を基に
阪急電鉄,能勢電鉄,阪神電鉄,大阪市交通局,北大阪急行の5社で
スルッとKANSAIを開始しました。
その後,近畿圏の多くの公共交通機関がスルッとKANSAIに加盟して,
加盟各社が発売するスルッとKANSAI対応プリペイドカードが普及しましたが,
IC乗車カード ICOCA,PiTaPaの出現により,
スルッとKANSAI対応プリペイドカードの発売・利用は終了しました。
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