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団塊世代の電車“京急 1000形
京急電車      2009年・1000形電車
2007.9.24 YOKOHAMA

  京浜急行電鉄は,東京と神奈川〔川崎・横浜・横須賀・三浦半島〕を結ぶ鉄道です。

  京浜急行の電車は,いつの時代でも,赤い車体に白帯のスプリンタ−(高い加減速性能)です。

  1000系電車は,1959年/昭和34年に都営浅草線への乗り入れ車両として,登場しました。
  都営浅草線への乗り入れ開始は,1968年/昭和43年です。

  その後も,マイナーチェンジを重ねながら,1978年/昭和53年までの19年間に356両が製造されました。
  京浜急行では,最も製造輌数の多い車輌です。

  大勢力の1000形電車は,京浜急行の主力として,長年活躍しました。
  まさに,京急における団塊世代の電車です。

  ヘッドライト1灯,片開き扉の京浜急行スタイルの1000形電車は,京浜急行そのものでした。
  京浜急行が,両開き扉を採用したのは,1982年/昭和57年に登場の2000形以降でした。

  初期グループは廃車され,現在は,約100輌が運用についています。
  2,4,6,8輌編成に組まれて,普通から快特まで,全ての列車種別に運用されています。

  しかし,以前に較べて,1000形電車に会う機会は,確実に少なくなりました。

  2002年/平成14年には,1000形電車の後継として,新1000形が登場し,
  1000形電車は,旧1000形と呼ばれており,そろそろ引退の時期が近づいているようです。  

  電車の世界でも,旧国鉄・JRの103系電車や113系電車などの
  いつでも,どこでも見られた団塊世代の電車が引退の時期を迎えています。

  引退した1000形電車の一部は,高松琴平電気鉄道に譲渡されて,第二の働きをしています。
  サラリーマンの世界と似ていますね。

  団塊世代の電車にお疲れ様!


  京浜急行を卒業した1000形は,
  四国に渡り,
  高松琴平電気鉄道で,
  活躍しています。