Last Update 2010.6.1
     
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イージス艦 “きりしま
 
    ギリシャ神話の最高神ゼウスが,娘アテナに与えた邪悪を払う盾「イージス」から名づけられた
    イージスシステムは,同時に多数の空中目標を捕捉して,これらと交戦できる装置です。
    このイージスシステムを搭載している艦艇をイージス艦と呼びます。

    イージス艦が搭載するイージス防空システムは,
    コンピューター制御されるSPY−1フェーズド・アレイ・レーダー(最大探知距離は450km以上),
    射撃指揮装置,Mk−41VLSミサイル発射機,スタンダードSM−2MR対空ミサイル(射程距離70km)などから
    構成されており,捜索・探知・追尾・情報処理・攻撃が自動で行うことが可能で,
    一度に10以上の空中目標を攻撃でき,人間の能力のみでは対処不可能な航空機の多方向同時攻撃に対応できます。

    DDG-174 “きりしま”は,海上自衛隊初のイージス艦である“こんごう型ミサイル護衛艦”の2番艦です。
    1番艦“こんごう”は佐世保,3番艦“みょうこう”は舞鶴,4番艦“ちょうかい”は佐世保に配置されています。

    DDG-174 “きりしま”   1983年就役,排水基準量 7250t,全長 161m,全幅 21m,乗員 300名