Last Update 2011.6.1
      
    貨物列車往来
    大動脈である東海道本線には,貨物列車が頻繁に運転されています。
    1983年/昭和58年当時,直流機関車EF60,EF65,EF66が貨物列車を牽引していました。

    1934年/昭和9年に丹那トンネル(熱海-函南)が開通するまで,
    東海道線は,現在の御殿場線(国府津-沼津)を経由していました。
    この区間は,急な勾配のため,全列車に補助機関車を連結しなければならず,ネックになっていました。
    丹那トンネルは,全長7804mの長トンネルのため,当初から電化され,旅客・貨物列車ともに電気機関車が牽引しました。
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  EF66は,
  国鉄標準型電気機関車とは,
  異なる独自スタイルで
  登場しました。
  
  1985年/昭和60年からは,
  ヘッドマークを取付けて
  ブルートレインを牽引しました。

  EF66 17牽引の上り貨物列車

  撮影 1983.11.19
      函南-三島〔東海道本線〕
  EF66は,1968年/昭和43年に登場した
  直流電気機関車です。
  東海道・山陽本線の高速貨物列車用に
  開発されました。
  
  国鉄時代に55輌が製造され,
  国鉄民営化後の1989年/平成元年に
  JR貨物が100番台33輌を製造しました。

  EF66 20牽引の下り貨物列車

  撮影 1983.11.19
      函南-三島 〔東海道本線〕
  EF65は,1965年/昭和40年に登場した
  新形直流電気機関車です。
  電気機関車では最多の308輌が製造されました。
  特急寝台列車から貨物列車まで,
  長年運用されています。
  当時の東海道本線の主力でした。

  EF65 43牽引の下り貨物列車

  撮影 1983.11.19
      函南-三島 〔東海道本線〕
  EF60は,1960年/昭和35年に登場した
  新形直流電気機関車です。
  貨物列車用に129輌,特急寝台用に14輌が
  製造されました。
  後継のEF65に追われて
  1980年代に廃車が進み,
  国鉄民営化の1986年/昭和61年に,
  引退しました。

  EF60 113牽引の上り貨物列車

  撮影 1983.11.19
      函南-三島 〔東海道本線〕