Last Update 2014.6.1
       
 ◆ビジネス特急“とき”新設(6往復)・記念急行券  1970年/昭和45年10月1日・新潟駅発行

   1962年/昭和37年6月,信越本線・長岡-新潟間の電化が完成した時,
   上野-新潟間を,高崎線・上越線・信越本線経由の上越線初めての特急“とき”が運転を開始しました。
   このとき,特急“とき”は,上野-新潟間を4時間40分で結びました。

   1965年/昭和40年3月“とき”は2往復になり,1966年/昭和41年10月“とき”は3往復になりました。
   1967年/昭和42年10月,上越線が全線複線化になり,“とき”はスピードアップされました。
   1968年/昭和43年10月,“とき”に季節列車2往復が新設されました。
   1969年/昭和44年10月,“とき”の季節列車2往復が定期列車になり,“とき”は5往復になりました。

   この記念急行券が発行の1970年/昭和45年,急行“佐渡”1往復が“とき”に格上げされ,
   “とき”は6往復体制になりました。
   新潟を始発(新潟 6時)“とき”で出発して,最終(上野 19時45分)“とき”で新潟に戻れば,
   東京滞在は9時間40分になり,
   日帰りの仕事ができることから,ビジネス特急新設とアピールされたようです。

   その後も,“とき”の増発は続き,1972年/昭和47年3月には7往復,10月には10往復,
   1973年/昭和48年10月には13往復,1978年/昭和53年に14往復になりました。

   しかし,1982年/昭和57年の上越新幹線開業により,“とき”は廃止になりました。