Last Update 2014.6.1
       
 ◆特急“いなほ”新設・記念急行券  1969年/昭和44年10月1日・新潟駅発行

   1969年/昭和44年10月,高崎線・上越線・信越本線・羽越本線を経由して
   上野-秋田を結ぶ特急“いなほ”1往復が運転を開始しました。
   当時,羽越本線は非電化のため,特急型気動車キハ81形が投入されました。

   キハ81形は,日本初の特急型気動車で,
   1960年/昭和35年,上野-青森を結ぶ特急“はつかり”として登場しましたが,
   1968年/昭和43年,東北本線が全線電化されて“はつかり”は電車特急になりました。
   こうして,“はつかり”運用から外れたキハ81形が“いなほ”に投入されることになりました。

   1972年/昭和47年10月,羽越本線は電化され,“いなほ”は特急型電車485系に置き換えられました。
   1979年/昭和54年7月,“いなほ”は,秋田発着列車を1往復増発し,
   上野-秋田2往復,上野-青森1往復の3往復体制になりました。
   1982年/昭和57年11月,上越新幹線開業のとき,
   “いなほ”は新幹線接続のエル特急として,新潟-秋田・青森を結びました。

   2010年/平成22年12月,“いなほ”は運転区間を新潟-秋田に短縮し,
   現在,新潟-酒田4往復,新潟-秋田3往復の合計7往復を運転しています。