Last Update 2014.12.1
       
 ◆関門トンネル開通30周年・記念入場券/乗車券  1972年/昭和47年11月15日・門司駅発行

  1972年/昭和47年11月15日 門司駅発行の“関門トンネル開通30周年”の記念入場券と記念乗車券です。

  関門トンネルは,下関-門司間にある海底トンネルであり,関門海峡を横断しています。
  世界最初の鉄道海底トンネルでした。 全長は3.6kmで,海底部は1.1kmです。
  関門トンネルは,1936年/昭和11年に起工され,1942年/昭和17年11月15日に全面開業(単線)になりました。
  複線化(上り本線完成)は,1944年/昭和19年でした。
  
  トンネル内は直流電化であり,九州内は交流電化のため,
  門司駅構内に交直切替のデットセクションが設置され,交直両用電車,交直両用機関車が運用されています。
  
  1970年/昭和45年の東京オリンピック終了後に,
  国鉄は旅客獲得キャンペーンとして“DISCOVER JAPAN”を1976年/昭和51年まで続けました。
  キャンペーン活動の一環として,記念切符が各地で発行され,記念切符収集がブームになりました。
  この記念券にも,“DISCOVER JAPAN”と記載されています。
  記念切符は,路線の開業や廃止,列車の新設や廃止など鉄道イベントを記念して発行されていましたが,
  国鉄の増収策として,記念する対象範囲を広げて発行されていました。

撮影/1982.3.28 門司〔鹿児島本線〕