Last Update 2015.9.1 | ||
上田交通EB4111の製作を始めます。 まずは,どのような模型にするか! イメージが膨らみます。 キットのまま作らない,この拘りが障害になり,完成に至らなくなります。 模型製作では,理想と妥協が常に葛藤します。 妥協のいらない着手前が至福の時です。 |
●上田交通EB4111 | ||
上田交通EB4111は,上田交通の前身である丸子鉄道が, 1924年/大正13年に投入した 全長6mの米国ゼネラル・エレクトリック社製小型電気機関車です。 新製時の車両形式・番号はA1形・1号機でしたが,上田丸子電鉄に統合され, 1949年/昭和24年にEB1形・1号機に改称, 翌1950年/昭和25年には,EB4110形・4111に改称されました。 EB4111は,1963年/昭和38年に丸子線から別所線に転属, 貨物用機関車として運用されました。 その後,後継のED251の転属により,上田原電車区の入換機になりました。 1975年/昭和50年に,別所線の貨物営業が廃止になり, ED251が電車区の入換機になったため,ED4111は廃車になりました。 |
ワールド工芸公開の完成見本 | ||
●上田交通EB4111の模型 | ||
上田交通EB4111は,全長6mの動輪2軸の小型電気機関車のため, 製作しやすい模型として,以前から自作,および キット販売の対象にされてきました。 現在,ワールド工芸からHOゲージのED4111の金属キットが発売されており, これを購入しました。 以前の小型電気機関車のキットは, プレス加工された真鍮製パーツを はんだ付けで組立てる方式が主流でしたが, ワールド工芸のキットは, エッチング加工された板状パーツを折り曲げ,はんだ付けする方式です。 少し,ためらいがありますが,チャレンジしてみます。 ワールド工芸の完成見本は,製作意欲を起こす適度の精密感のある模型になっています。 |