Last Update 2008.9.1
     
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800   1935年/昭和10年に名岐線の大型車として製造。
  モ800系は,その後の名鉄電車の標準になった。
  当初は両運転台で登場,その後にク2550,ク2650などと2両編成化。
  末期は,ク2310形と編成。
  モ812以降は,元3500形を両運転台化して,800系に編入。
850   1937年/昭和12年に西部線用特急車として登場。
  登場時に描かれた運転席窓上部の白線から“なまず”と呼ばれた。
  2編成が製造。1980年/昭和55年に1編成(852+2352)が廃車。
  残る1編成(851+2351)も,1988年/昭和63年に廃車。
2300   愛知電気鉄道が,1926年/昭和元年に製造した16m級半鋼製電車。
  デハ3080形として10輌が登場,名古屋鉄道発足時に3200形に改称。
  1959年/昭和34年には,全車を制御車2300形に改造。
  瀬戸線では,白帯を巻いて特急にも運用された。
  1978年/昭和53年に瀬戸線が1500V昇圧時に廃車。
3400   1937年/昭和12年に東部線に登場した完全流線形の特急車。
  3編成が製造。
  当時流行の流線形を取り入れ,“いもむし”の愛称で親しまれた。
  当初は2両固定で登場,戦後に中間車2両を加えて4両編成になった。
  1988年/昭和63年に2編成が廃車。
  残る1編成が2両固定に再編されたが,2002年/平成14年に引退。
3550

3560
  3550系は,戦後間もない1947年/昭和22年に登場した3扉車。
  両運転台で登場,後に片側の乗務員室扉が埋込まれ2連化された。
  3扉車であったのでラッシュ時で活躍した。

  3560系は,モ3504の踏切衝突事故で消失した車体を新造して,
  1960年/昭和35年に登場した。 1形式1輌。
3600   1941年/昭和16年に,モ3400系の改良版として登場。
  車体は一枚上昇窓やノーヘッダーで非常に美しかった。
  3600系は両運転台,3650系は片運転台と分けられたが,
  後に3600系も,片運転台に改造された。
  末期は高運転台に改造された。
3700

3730
  3700系は,1957年/昭和32年に,
  老朽化した木造車を鋼鉄製の車体に更新して登場した。

  3730系は,1964年/昭和39年に,
  旧知多鉄道モ910系・愛電モ3200・モ3300系など半鋼製HL車を種車に
  全金属製の車体に更新して誕生した車両。
3800

3850
  3800系は,
  1948年/昭和23年に戦後復興の,運輸省私鉄標準規格車両として製造。
  合計71両製造,名鉄の主力形式として活躍した。

  3850系は,1951年/昭和26年に特急用として製造。
  登場当時は,クリームとチョコレートのツートンカラーで活躍。
  
3900   1952年/昭和27年に特急用として登場。
  2両編成で登場したが,翌年に中間車2両が追加され,4両編成化。
  4編成が製造。
  編成両端にパンタグラフを配置,制御車にパンタグラフを搭載した。
5000

5200

5500
  5000系は,1955年/昭和30年に,名鉄初のカルダン駆動車として登場。
  車体は全金製のセミモノコック構造を採用,名鉄電車の基礎となった。

  5200系は,1957年/昭和32年に5000系の改良車種として登場。
  5000系とは,前面の貫通化・側面窓の一段下降式化が異なる。


  5500系は,1959年/昭和34年に日本初の大衆冷房車として登場。
  車体は5200系とほぼ同じ,分散型冷房装置を取り付けた。
6000

6500
  6000系は,1976年/昭和51年に,名鉄初の通勤車輌として登場。
  1984年/昭和59年の9次車から6500系と同じデザインの車体で製造。

  6500系は,1984年/昭和59年に界磁チョツパ制御と
  回生ブレーキを装備して,6000系を省エネ改良して登場。
  1989年/平成元年の6次車から展望の良い前面デザインに変更。  
7000

7500
  7000系は,1961年/昭和36年に登場。
  日本で初めて展望席を設け,「パノラマカー」と呼ばれた。
  名鉄を代表する名車。現在でも第一線で活躍中。

  7500系は,1963年/昭和38年に7000系の下回りを変更して登場。
  床面高さを下げ,運転席を広げたため,運転席部が高くなった印象。
7300   7300系は,1971年/昭和46年に支線直通特急用車輌として登場。
  7000系に準じた車体であるが,
  下回りは,旧型車モ3800・ク2800・モ800から流用した吊りかけ式。
  1997年/平成9年に引退し,豊橋鉄道に移籍した。  
7700   7700系は,1973年/昭和48年に,パノラマカーと同じ車体で
  先頭車は分割・併合ができる平運転台車として,
  4輌4編成,2輌4編成が製造。
  1983年/昭和58年に2輌4編成をグレードアップ,白帯を巻き特急運用。
  1999年/平成11年に特急運用から撤退,ローカル線に運用。  
8000   8000系は,1965年/昭和40年に国鉄高山本線乗入れ用として登場。
  1970年/昭和45年から急行として,富山,夏期には立山まで乗入れた。
  1976年/昭和51年に特急“北アルプス”に格上げされ,
  国鉄キハ82形に類似した特急塗装に変更になった。
  1991年/平成3年に8500系が登場し,引退した。  
8800   8800系は,1984年/昭和59年に“パノラマDX”として2輌2編成が登場。
  1987年に2輌2編成を増備。
  1989年/平成元年に中間車を増備して3輌編成化された。
  2005年/平成17年に引退。  
電機
200
  デキ200形は,1927年/昭和2年に瀬戸電気鉄道がデキ1,2を製造。
  1939年/昭和14年,瀬戸電気鉄道が名古屋鉄道に合併し
  デキ1,2は,デキ200形 201,202に改称。
  1978年/昭和53年に瀬戸線が1500V昇圧で廃車。
電機
600
  デキ600形は,1943年/昭和18年に東芝戦時型規格電機として製造。
  名鉄電機における最大出力機であり,戦時中は旅客輸送にも運用。

  現在は,更新され,工事列車や新造車輌の牽引に運用されている。