Last Update 2018.6.1
     
大阪市営地下鉄1000形の車体側面に付けられていた形式板

  大阪市営地下鉄の電車1000形に付けられていた形式板です。
  1000形は,1953〜56年/昭和28〜31年に製造された電車(23輌)です。
  昭和28年製造の電車は,1号線(御堂筋線)の4輌編成化のため製造されました。
  1000形は,日本万国博覧会に備えて増備の30系に置き換えられ,
  1970〜71年に廃車になりました。
  1000形は,登場から廃車までクリームとオレンジの戦後標準塗色でした。
  形式板の色から,当時の電車塗色を偲ぶことができます。

  車輌の形式板は,車両の妻板(連結面)に付けられることが多くありますが,
  大阪地下鉄は,電車の側面に付けられています。

  大阪市営地下鉄は,3回の塗色変更をしています。
  戦前はクリーム色と水色,
  戦後はクリームとオレンジのツートンカラーが標準塗色でした。
  1975年/昭和50年から,ラインカラーを電車に表示するようになり,
  アッシュグリーン一色の車体にラインカラーを付けた塗色になりました。
  現在,リニアモータ車を除く電車は無塗装のアルミニウム合金車体に
  ラインカラーをつけたデザインになっています。

  大阪市営地下鉄は,2018年4月から民営化され,
  大阪市高速電気軌道(愛称 大阪メトロ)の運営に移行しました。

1000形現役時
塗色
30系・3100形(アルミニウム合金車体)の形式板
アッシュグリーン塗色の5000形(製造初年1960年・廃車1994年)の形式板