Last Update 2018.6.1
     

  
●1972年4月5日,大分交通・別大線廃止

  別大線は,日豊本線に沿って敷設された,
  大分駅前-亀川駅前(別府市) 18.4kmを結ぶ路面電車でした。

  別大線は,1900年/明治33年に九州初の電気鉄道として開業しました。
  豊州電気鉄道が建設,
  1906年に豊後電気鉄道,1916年に九州水力電気,
  1927年に別府大分電鉄,1945年に大分交通に戦時統合,
  戦後は大分交通・別大線として運営されました。

  別大国道の交通混雑緩和のため,1972年4月5日,廃止になりました。
  廃止時,7形式・33輌の路面電車が運用されており,
  そのうち,500型 2輌が,岡山電気軌道に譲渡されました。

  この写真は,九州の蒸気機関車の撮影旅行のとき,
  亀川駅前で偶然に撮影したものです。

  写真の路面電車 161号は,別大線の主力100形
(1928〜31年製造)です。
  車体側面には,“72年間のご利用・ありがとうございました”の垂れ幕がありました。