Last Update 2019.3.1
     
1979.7.28 伊勢中川〔近畿日本鉄道 名古屋線〕

  
●1979年7月28日,近鉄ビスタU世・さよなら運転

  近鉄10100系は,
  1959年/昭和34年,試作10000系ビスタカー(ビスタT世)に続く,
  量産2階建て新ビスタカー(ビスタU世)として登場しました。
  1959年12月運転開始の名阪ノンストップ特急に投入され,
  大阪上本町-近鉄名古屋を下り2時間20分,登り2時間27分で走破しました。

  10100系は,2階建車を中間にした連接3輌編成を1ユニットにして,
  連結運用されました。
  このため,先頭車は流線形非貫通型と貫通型の2種類が存在し,
  3種類(A編成,B編成,C編成)の編成がありました。

  10100系は,1977年/昭和52年,12400系登場により廃車が始まり,
  1979年/昭和54年には,
  後継の30000系(ビスタV)投入による全車引退が決まりました。
  1978年/昭和53年から引退を記念して,
  3編成併結9輌編成(B編成+C編成+A編成)が名伊・阪伊乙特急に投入されました。

  10100系の最終は,
  1979年7月22日~8月5日の近鉄名古屋-鳥羽間のビスタUさよなら運転でした。

  写真は,1979年7月28日,伊勢中川駅に到着する鳥羽行ビスタUさよなら列車です。