●1979年7月28日,近鉄ビスタU世・さよなら運転
近鉄10100系は,
1959年/昭和34年,試作10000系ビスタカー(ビスタT世)に続く,
量産2階建て新ビスタカー(ビスタU世)として登場しました。
1959年12月運転開始の名阪ノンストップ特急に投入され,
大阪上本町-近鉄名古屋を下り2時間20分,登り2時間27分で走破しました。
10100系は,2階建車を中間にした連接3輌編成を1ユニットにして,
連結運用されました。
このため,先頭車は流線形非貫通型と貫通型の2種類が存在し,
3種類(A編成,B編成,C編成)の編成がありました。
10100系は,1977年/昭和52年,12400系登場により廃車が始まり,
1979年/昭和54年には,
後継の30000系(ビスタV)投入による全車引退が決まりました。
1978年/昭和53年から引退を記念して,
3編成併結9輌編成(B編成+C編成+A編成)が名伊・阪伊乙特急に投入されました。
10100系の最終は,
1979年7月22日~8月5日の近鉄名古屋-鳥羽間のビスタUさよなら運転でした。
写真は,1979年7月28日,伊勢中川駅に到着する鳥羽行ビスタUさよなら列車です。
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