この切符は,1975年/昭和50年2月12日,小松港営業所発行の大島連絡船・小松港から大畠ゆきの乗船券です。
大島連絡船は,山陽本線・大畠駅と屋代島・小松港を結ぶ国鉄の鉄道連絡船でした。
3kmの航路を13分で結びました。
国鉄が運航した鉄道連絡船は,
鉄道車輌航送可能な青函航路(青森-函館),宇高航路(宇野-高松)のほか
仁掘航路(仁方-堀江),宮島航路(宮島口-宮島桟橋),大島航路(大畠-小松港)がありました。
現在,JR西日本・宮島航路のみが運航されています。
大島航路は,1946年/昭和21年に県営航路が国鉄に移管,屋代島の国鉄バスと接続していましたが,
大島大橋の架橋により1976年/昭和51年に廃止になり,バス路線に転換されました。
1976年当時,大島丸(266トン)と安芸丸(223トン)の2隻が一日34往復を運航しました。
大島丸は大島航路廃止後に,宮島航路に転属しました。
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