●1975年3月9日,国鉄特急“つばめ”の運転最終日
山陽新幹線博多開業の前日,1975年3月9日に,
昼行山陽特急(しおじ/つばめ/はと/かもめ/みどり/日向)が全廃になりました。
雨の降る大畠駅で,運転最終日の上り/下りの“つばめ”を撮影しました。
“燕”は1930年/昭和5年に東京-神戸を9時間で結ぶ特急として登場,
戦争激化により1943年/昭和18年に一旦廃止になりますが,
戦後,1950年/昭和25年に東京-大阪を結ぶ特急として運転を再開しました。
1960年/昭和30年に,客車列車から151系電車に変更され,
東京-大阪を6時間30分で結びました。
1964年/昭和39年の東海道新幹線の開業により,
つばめの運転区間は新大阪-博多に変更,翌1965年に名古屋-熊本に変更,
1972年/昭和47年の山陽新幹線岡山開業により,
運転区間を岡山-博多・熊本に変更,翌年一部は西鹿児島に延長になりました。
岡山-西鹿児島のつばめには,581・583系寝台特急用電車が使用されました。
1975年3月の山陽新幹線博多開業により,つばめは廃止になりました。
国鉄は1987年に民営化,山陽特急つばめが国鉄最後のつばめになりました。
つばめはJR九州の博多-西鹿児島の特急として1992年/平成4年に復活,
その後,九州新幹線の開業により,
つばめは九州新幹線の博多-鹿児島中央間の特急として運転中です。
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