Last Update 2022.6.1
     
上り特急“つばめ” 581系     1975.3.9  大畠 〔山陽本線〕

  
●1975年3月9日,国鉄特急“つばめ”の運転最終日

  山陽新幹線博多開業の前日,1975年3月9日に,
  昼行山陽特急
(しおじ/つばめ/はと/かもめ/みどり/日向)が全廃になりました。
  雨の降る大畠駅で,運転最終日の上り/下りの“つばめ”を撮影しました。

   “燕”は1930年/昭和5年に東京-神戸を9時間で結ぶ特急として登場,
   戦争激化により1943年/昭和18年に一旦廃止になりますが,
   戦後,1950年/昭和25年に東京-大阪を結ぶ特急として運転を再開しました。
   1960年/昭和30年に,客車列車から151系電車に変更され,
   東京-大阪を6時間30分で結びました。
   1964年/昭和39年の東海道新幹線の開業により,
   つばめの運転区間は新大阪-博多に変更,翌1965年に名古屋-熊本に変更,
   1972年/昭和47年の山陽新幹線岡山開業により,
   運転区間を岡山-博多・熊本に変更,翌年一部は西鹿児島に延長になりました。
   岡山-西鹿児島のつばめには,581・583系寝台特急用電車が使用されました。

   1975年3月の山陽新幹線博多開業により,つばめは廃止になりました。
   国鉄は1987年に民営化,山陽特急つばめが国鉄最後のつばめになりました。

   つばめはJR九州の博多-西鹿児島の特急として1992年/平成4年に復活,
   その後,九州新幹線の開業により,
   つばめは九州新幹線の博多-鹿児島中央間の特急として運転中です。

下り特急“つばめ” 581系     1975.3.9  大畠 〔山陽本線〕