Last Update 2024.6.1
     
直径130mm×高さ149mm 2.59kg  1998.11.19製造

  国鉄時代の気動車に搭載のディーゼルエンジンDMH17のピストンヘッドです。
  新潟鐵工所製造のアルミ合金製の未使用・ピカピカ部品です。

  DMH17は国鉄気動車の標準エンジンとして1951年/昭和26年に開発,
  1971年/昭和46年まで製造され,特急型キハ80系,急行型キハ55系・58系,
  一般型キハ17系(10系),20系,35系,45系(23系)などに搭載されました。
  動力近代化により気動車は全国を走りDMH17のエンジン音が響きました。

  DMH17は排気量17L,8気筒,定格出力は150馬力でした。
  1958年/昭和33年に180馬力に改善されましたが,
  走行性能は十分でなく,大出力エンジンの開発が急がれました。
  1966年/昭和41年に大出力エンジンを搭載したキハ90・91形を試作,
  6気筒・180-300馬力のDMF15HZA,12気筒・500馬力DML30HSAを完成,
  特急型キハ181系,急行型キハ65系,一般型キハ40系に搭載され,
  DMH17の時代が終わりました。

DMH17搭載キハ82形特急“まつかぜ” 1979.4.30 餘部-久谷 〔山陰本線〕
DMH17搭載キハ58系急行 1979.5.1 竹野-佐津 〔山陰本線〕