Last Update 2024.9.1 | ||
●切符のメッセージ: 切符が発信する情報量は多く,当時のことを想うことができます。 | ||
名古屋発東京行き特急おおとり 1等特別急行券 1963年/昭和38年7月5日 交通公社名古屋栄発行 | ||
この切符は,1963年/昭和38年7月5日,交通公社名古屋栄発行の 名古屋7月19日7時45分発・東京行き特急“おおとり”の1等・特別急行券です。 1956年/昭和31年に東海道本線は全線電化が完成, 1958年/昭和33年11月には東京-大阪・神戸間に日本初の電車特急(151系)こだま2往復が誕生しました。 1960年/昭和35年に客車特急つばめとはとが電車特急(151系)つばめ2往復に移行, 1961年/昭和36年10月の全国ダイヤ改正では, 既存のこだま・つばめ4往復に,東京-宇野・神戸間に富士2往復,東京-大阪間にはと1往復が新設され, 東海道線の電車特急網が整備されました。 このとき,東京-名古屋間に電車特急(151系)おおとりが誕生しました。 1964年/昭和39年10月1日の東海道新幹線開業により特急おおとりは廃止になり 列車名“おおとり”は,1964年10月新設の函館-網走・釧路間特急に転用されました。 北海道特急おおとりは1970年/昭和45年に釧路発着編成をおおぞら(函館-釧路)に分離, 函館-網走間の単独運行になりました。 1988年/昭和63年に,オホーツク(札幌-網走)と北斗(函館-札幌)に分割されて列車名は消滅しました。 東海道線を走った特急おおとりの運転は1961-64年/昭和36-39年のわずか3年間でした。 |
特急おおとり 特別急行券 7月17日乗車 東京1800→名古屋 2等 600円 1963年/昭和38年7月8日 交通公社東京本社内発行 |