Last Update 2024.12.1
     
ブレーキハンドル

  電車の運転に使用されるブレーキハンドルです。
  真鍮製金具と木製柄で構成されています。

  電車の運転台には,
  加速用のマスターコントローラ(主幹制御器)と減速用のブレーキ弁があります。
  運転士は左手でマスコンハンドル,右手でブレーキハンドルを操作し,
  加減速を調節しながら電車を運転します。

  ブレーキハンドルは取り外し式になっており
  取り外したときは,ブレーキが掛かった状態(不動)にあります。
  運転士は乗務のとき,
  ブレーキハンドルをブレーキ弁に接続し,加減速が可能な状態にします。

  この方式が長年採用されてきましたが,ブレーキ操作を迅速・確実に行うため
  ブレーキハンドルとマスコンハンドルを一体化した
  T字形あるいは逆L字形のワンハンドル方式に移行しつつあります。
  この方式では,ハンドルを手前に引くと加速,前方に押し倒すと減速します。

京阪電鉄2200系/2262号の運転台
京阪電鉄2200系/2262号・運転士がブレーキハンドルを握って運転