Last Update 2025.9.1
     

  TOMIXが2020年に発売した寝台緩急客車 スハネフ30のHOモデルです。

  1931年/昭和6年に三等寝台車スハネ30000形が登場,
  改良型のスハネ30100形とともに特急・急行列車に連結されました。
  しかし,1940年から戦時対応のため三等座席車オハ34形に改造され
  1941年には三等寝台車の営業は廃止になりました。

  戦後,旅行需要の急増により三等寝台車が求められ
  1959-62年にオハ34形 102輌を
  再び 三等寝台車 スハネ30形 99輌,スハネフ30形 3輌に改造し
  戦後復興期の夜行急行列車に運用しました。
  スハネ30を緩急車に改造した3輌のスハネフ30は
  1962年に品川客車区に配置,のち宮原客車区に移動,
  1972年に定期運用から離脱,1973年に全車廃車になりました。


  国鉄は列車種別の等級制(1等・2等)を1969年にモノクラス制に移行し
  二等寝台はB寝台に改名,スハネフ30の車体表記も寝台からB寝台に変更になりました。

  このモデルには,スハネフ30が走った時代・列車の姿を再現できるように
  列車札・行先札など転写シール・シートが付属しています。

  急行「銀河」に編成された1967-68年当時のスハネフ30を想定して
  転写シール・シートを貼付けて完成しました。


  ●1967年10月~1968年10月の急行銀河(東京-姫路 103レ・104レ)の編成
     マニ36+オハネフ12+オロネ10×2+スハネ30×3+スハネフ30+スハネ30×3+スハ44×2+スハフ43
等級制時代(1969年以前)のスハネフ30 1として完成
1967-8年の急行銀河の7号車に連結 緩急車としてテールランプ取付
屋根の中央に送風機カバー
冷房装置はなく送風機(扇風機)を装備・屋根上には細長送付気カバーを取付
スハネフ30の側面
スハネフ30の側面
スハネフ30の屋根
スハネフ30の屋根