Last Update 2006.3.1
     
   近鉄スナックカーの前頭部の行先標識です。
  近鉄特急車 ク12323の右側行先標識です。
  
  尾灯・標識灯を組込んだタイプの行先標識は,
  スナックカー〔12000系,12200系〕に
  装備されました。
  
  スナックカーは,188輌が製造され,
  近鉄特急の主流として,
  名阪特急から一般特急に活躍しました。

  羽根シンボルの特急マークとともに
  独特の精悍な前頭部を構成していました。

  12000系は,1967年/昭和42年登場,
  20輌製造,2000年全廃。

  12200系は,1969年/昭和44年登場,
  168輌製造,初期車から廃車進行中。
  ●サイズ; 46cm×40cm×4cm
改造

   スナックカー〔12000系,12200系〕の後継特急車輌であるサニーカー〔12400系,12410系,12600系〕では,
   行先標識が貫通扉の行先幕に代わり,羽根シンボルもなくなりました。

   スナックカーも同じ仕様に改造され,現在,この行先標識のスナックカーを見ることはできません。
 車体に取り付けられた灯具に,
 被せるように,
 標識部が作られています。
 
 ステンレス枠プラスチック製の
 行先板を標識部に
 差込み使用されました。
 行先板は,左側に差込まれ
 右側には,ノンストップ表示が
 差込まれました。
 行先標識の内側は,
 雨水が浸入しないように
 パッキンとシール剤で
 養生されていました。
 行先板は,難波,京都,名古屋
 宇治山田,賢島,奈良など
 多くの種類がありました。
 改造された車輌も廃車になり,
 標識灯・尾灯部を
 最近,入手しました。
 実物のように点灯するため,
 灯具を工作しました。
 工作した灯具を
 部屋の壁に取り付け,
 実車の雰囲気を楽しんでます。