Last Update 2006.12.1
       
   京福電車 モボ102の車体側面楕円番号板です。

   
京福電車アルバム
モボ116 高雄口 1975年/昭和50年

 この番号板は,京福電気鉄道 嵐山本線・北野線で運用された
 モボ102の車体側面に付けられていたものです。

 モボ102は,1929年/昭和4年に藤永田造船所で製造されました。

 1967年/昭和42年,モボ102と105は車体更新工事がなされ,
 車体外板が張替えられ,車体からリベットが消えました。

 1975年/昭和50年,モボ102を含むモボ101形の6輌は,
 モボ301形と同形の車体を新造して更新されました。
 モボ102と105の車体は,既に更新工事済みでしたから,
 モボ117と116の車体に振り返られました。
 こうして,モボ102の車体は
 モボ117として1990年代まで生きました。

 この番号板は, 1975年/昭和50年の車体新造の際に,
 取り外されたものであると推察します。







トロリーホイール

トロリーポールの先で
くるくる回っていました。

  京福電気鉄道 嵐山本線・北野線は,
  地元京都では,嵐電として親しまれています。

  独特の字体の真鍮製の大型番号板と
  ホイール式トロリーポールは,強い印象でした。
  しかし,1975年/昭和50年以降,
  嵐電は,ゆっくりと近代化を進めていきました。  

  番号板サイズ 高さ298mm 幅458mm 厚さ5mm



トロリーホイール


材質  真鍮
直径 150mm
幅  34mm

  嵐電は,1975年/昭和50年まで
  トロリーポール集電でした。

  京福電鉄/叡山線・鞍馬線も,
  1978年/昭和52年まで
  トロリーポール集電でしたが,
  スライダー式でした。
  くるくる回るホイール式の
  トロリーポール集電は,
  嵐電が最期になりました。
  トロリーポールは,
  
1975年/昭和50年に,
  京都市電から放出の
  Z型パンタグラフに改装されました。

  乗務員は,折り返し時などの際に
  ポール操作をしていましたが,
  パンタグラフ化により不要になり
  ワンマン運転が可能になりました。