Last Update 2007.3.1
     
   近鉄ビスタ・カー VISTA CARの特急マークです。

   
近鉄ビスタカー      近鉄エースカー

この特急マークは,1959年/昭和34年登場の10100系新ビスタカーの前面に,初めて取付けられました。
10100系に続く,特急専用車10400・11400系エースカー,16000系,18000系の前面も飾り,
近鉄特急のシンボルになりました。

昭和35〜40年には,これら特急専用車により,
大阪・名古屋・京都・奈良・伊勢・志摩・吉野を結ぶ近鉄特急網に拡張されました。

この特急マークは大型で迫力がありましたが,着脱式であり,列車の分割併合に不便であったため,
1967年/昭和62年登場のスナックカー12000系以降は,特急マークは車体に付属した小型になりました。

10100系新ビスタカーは,最期(1979年/昭和54年)まで,このマーク取付けて活躍しましたが,
10400・11400系エースカー,16000系,18000系は,小型マークに改造されました。

特急マークは,着脱式で,裏面には,
車体と結合するジグが装備されています。

特急マークは,
鋼製枠,プラスチック表示部と
ステンレス製飾りから構成されています。
文字は,プラスチック切文字が
貼付けられています。

特急マークの内部に装備された
蛍光灯の照明により
文字が浮き立つようになっています。

特急マークは,
大きく,重く,車輌への取付けは,
かなりの労力が必要であったと思います。
 ●No.32の意味は,現在 不明です。        ●車体との結合部です。
        差込み部とフックで
        固定されていました。