Last Update 2014.3.1
       
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ことでんの電車


高松琴平電気鉄道“ことでん”は,琴平電鉄,讃岐電鉄,高松電気軌道の合併により誕生しました。
合併(1943年/昭和18年)後は,自社新造車はなく,他社から譲渡車を投入してきました。
このため,鉄道ファンからは“動く電車の博物館”として人気があります。

“ことでん”は,86輌の電車を保有しています。
現在の営業用電車80輌は,京浜急行,京王電鉄,名古屋市地下鉄からの譲渡車です。
3輌の琴平電鉄製造電車を含む4輌が動態保存されています。


琴電1000形・20形
1000形・120

 “ことでん”の動態保存車は,つぎの4輌です。

  1000形 120 
  ・琴平電鉄が1926年/大正15年に5輌製造

  3000形 300
  ・琴平電鉄が1926年/大正15年に5輌製造

  5000形 500
  ・琴平電鉄が1928年/昭和3年に3輌製造

  20形 23
  ・大阪鉄道が1925年/大正14年に,
   デロ20形として製造,
   その後,近鉄モ5620形として運用
  ・近鉄から1961年/昭和36年に譲渡
1000形・120
20形・23
琴電1080形・1300形(京急1000系)
1300形・1304+1303
 “ことでん”には,
 京浜急行から 600形,700形,1000形電車が
 譲渡されています。

 京急1000形電車は,
  琴平線用として1080形(5編成・10輌)
  長尾線用として1300形(4編成・8輌)
 が運用されています。

 琴電1080形は,
 1959〜1960年/昭和34〜35年製の電車で
 1988〜1991年/昭和63〜平成3年に
 12輌が移籍しました。

 琴電1300形は,
 1974〜1978年/昭和49〜53年製造の電車で
 2007〜2011年/平成19〜23年に
 8輌が移籍しました。
1300形・1304
1080形・1092+1091
 琴電1200形(京急700系)

 京急700形電車は,琴電1200形として,
 琴平線(7編成・14輌),
 長尾線(4編成・8輌)に運用されています。

 “ことでん”初の4扉車です。

 1967〜1971年/昭和42〜46年製の電車で
 2003〜2006年/平成15〜18年に
 22輌が移籍しました。

 琴平線用電車はアイボリと黄色,
 長尾線用電車はアイボリと緑色の塗色で
 運用されています。
 ほかに,全面広告電車も走っています。
                  1200形・1208
1200形・1212+1211
琴電1200形形(京急600系)

 京急600形電車は,琴電1070形として,
 琴平線(2編成・4輌)に運用されています。

 1957〜1958年/昭和32〜33年製の電車で
 1984〜1987年/昭和59〜62年に
 6輌が移籍しました。

 先頭部に貫通扉を設置するなど,
 大きく改造されました。
 このため,京急600形の印象は薄く,
 車体側面に面影を残します。

 “ことでん”初の冷房車として,
 入線当時は,最大限に利用されましたが,
 現在は,扉数の多い電車に運用を譲り,
 朝夕ラッシュ時を中心に運転されています。
               1070形・1073+1074
1070形・1073+1074
 琴電1100形(京王5000系)

 “ことでん”には,
 京浜急行のほか,京王電鉄から5000系が,
 譲渡されています。


 京王5000系電車は,琴電1100形として,
 琴平線(4編成・8輌)に運用されています。

 1969年/昭和44年製の電車で
 1997年/平成9年に8輌が移籍しました。

 移籍時は,コトデンそごうの包装紙イメージの
 白に窓周りに青緑と黒を配した
 “そごうカラー”で運用されましたが,
 2004〜2005年/平成16〜17年に
 現在の琴平線カラーに変更されました。
             1100形・1103+1104
1100形・1103+1104
1100形・1101+1102 1100形・1103+1104
 琴電600・700形(名古屋市交通局250形・1000系)

 “ことでん”には,
 名古屋市地下鉄(名古屋市交通局)から
 250形,1000系,300形,1200形が
 譲渡されています。

  250形 → 琴電600形
  700形・1600形・1700形・1800形・1900形
  は運転台を新設 → 琴電600形
  300形・1200形 → 琴電700形


 これらの名古屋市交通局電車は,
 琴電600形,700形として,
  琴平線 600形(2編成・4輌),
  長尾線 600形(2編成・4輌),
  志度線 600形(6編成・12輌,増結用4輌)
        700形(2編成・4輌)
 に運用されています。
           600形・606+605+600形×2
600形・630+629+802
800形・802+629+630 800形・802+629+630