Last Update 2012.3.1
      
  3編成併結運転     米野車庫     LAST RUN

  1958年/昭和33年,世界初の2階建電車 10000系(初代ビスタカー)が試作されました。
  その翌年から,量産型特急車 10100系が,18編成・54輌製造されました。
  10100系は“新ビスタカー”と呼ばれ,名阪(名古屋-大阪・上本町)特急に活躍しました。

  10100系は3輌編成を基本にして,
  宇治山田寄りの先頭車が流線型,もう一方が貫通型のA編成,
  上本町寄りの先頭車が流線型,もう一方が貫通型のB編成,
  両先頭車が貫通型のC編成がありました。

  10100系は,1977年/昭和52年から廃車が始まりました。
  1978年/昭和53年から,
  それまでに実施されなかったA編成+C編成+B編成の9輌編成の記念列車が運行され,
  1979年/昭和54年8月5日のさよなら運転で姿を消しました。

  10100系3編成併結の9輌編成(V9)は,近鉄特急を象徴する優雅な列車でした。

撮影 1978.3  河内国分-関屋 〔近畿日本鉄道 大阪線〕
撮影 1979.7.28  伊勢中川 〔近畿日本鉄道 大阪・名古屋・山田線〕