Last Update 2012.12.1
       

  客車・電車の車体には,
  行先を示す行先票や特急・急行などの種別札,
  列車名を示す愛称札,車輌順序を示す号車札が,
  札差に差し込まれていました。

  旧型の客車や電車の札差は,
  ねじ止め部が外側にありましたが,
  その後,ねじ止め部は内側になりました。

  最近製造の車輌から札差は消滅しました。
  琺瑯製の札が,
  鋳鉄製の札差に整然と納まっている様子は,
  懐かしい鉄道情景になりました。

  号車札は,15cm×15cmの白地琺瑯板に
  数字が記されたものです。
  号車札の右下には,
  客車区を示すマークが付けられていました。
  号車札は,記載様式,穴の形や大きさが,
  客車区で,微妙に異なっていました。

  現在,琺瑯製の号車札は,稀になりました。
  号車札はプラスチック製になり,
  さらに,列車編成の固定化により,
  号車表示はシール貼りになっています。
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