Last Update 2013.6.1
     

  1973年/昭和48年9月20日,奈良-湊町(現 JR難波)が電化されました。
  このとき,関西本線と大阪環状線を直通する快速(奈良-大阪-天王寺)が,
  休日の昼間に,朱色ラインの113系を使って運転を開始しました。
  この列車は“大阪(環状線)⇔奈良直通快速”のヘッドマークをつけました。
  のち,平日の日中にも拡大,現在の大和路快速の前身になりました。

  1988年/昭和63年,木津-加茂が電化されたとき,
  加茂-湊町間を大和路線の愛称で呼ぶことになりました。
  翌年,113系に代わり,221系を投入し,
  大阪環状線直通快速は,大和路快速(加茂-大阪-天王寺)になりました。

  関西本線の河内堅上付近は,線路が山間を大和川に沿って走ります。
  このため,トンネルや鉄橋があり,撮影場所として人気がありました。
1974  河内堅上-柏原 〔関西本線〕
*Photo画面をクリックすると,大画面でご覧いただけます。
  奈良行快速列車

  河内堅上付近は,
  線路が山間を
  大和川に沿って走ります。

  この辺りは,
  大和川が蛇行しており
  関西本線は何度も
  大和川を渡ります。

  1974
  河内堅上-柏原 〔関西本線〕
大和川を渡る奈良行快速列車
  奈良行快速列車

  快速用113系は,
  春日大社の鳥居の朱色を
  イメージして
  朱色ラインを巻いていました。

  1974
  河内堅上-柏原 〔関西本線〕
大和川を渡る奈良行快速列車
  奈良行快速列車

  1973年/昭和48年,
  奈良-湊町(現 JR難波)が
  電化されました。

  電化直前まで,
  蒸気機関車が走っていました。

  1974
  河内堅上-柏原 〔関西本線〕
大和川を渡る奈良行快速列車
  大阪行快速列車

  当時,王寺と柏原間の駅は,
  河内堅上のみでしたが,
  現在は,
  王寺-河内堅上間に三郷,
  河内堅上-柏原間に高井田,
  が設置されています。

  1974
  河内堅上-柏原 〔関西本線〕
河内堅上を通過した大阪行快速列車
  奈良行快速列車

  1989年/平成元年,
  221系に交代しましたが,
  改正後しばらくは,
  113系による大和路快速も
  運転されていました。
  大和路線での113系は,
  1991年/平成3年に
  営業運転を終了しました。

  1974
  河内堅上-柏原 〔関西本線〕
河内堅上に向かう奈良行快速列車
  大阪行快速列車

  1974
  王寺-河内堅上 〔関西本線〕
河内堅上付近を走る大阪行快速列車
  奈良行快速列車

  湊町(現JR難波) - 奈良は,
  1892年/明治25年に,
  大阪鉄道が開業しました。
  地盤の悪い亀の瀬に
  トンネルを設置して
  全通させることができました。

  1974
  王寺-河内堅上 〔関西本線〕
奈良行快速列車
  大阪行快速列車

  大阪・奈良県境にあたる
  河内堅上付近には,
  地盤の悪い亀の瀬があります。
  以前は,亀の瀬トンネルで
  県境を越えましたが
  1932年/昭和7年に
  大規模な地すべりがあり,
  亀の瀬トンネルは放棄され
  大和川を5回渡る
  現在のルートになりました。

  1974
  王寺-河内堅上 〔関西本線〕
大和川を渡る大阪行快速列車
  奈良行快速列車

  大和川を渡るこの鉄橋は,
  独特の構造をしており
  撮影の好対照でした。

  1974
  王寺-河内堅上 〔関西本線〕
大和川を渡る奈良行快速列車
  大阪行快速列車

  1974
  王寺-河内堅上 〔関西本線〕
大和川を渡る大阪行快速列車