Last Update 2014.3.1
     
  約40年前,1975年/昭和50年の関東私鉄の車輌を紹介します。
  鉄道研究会の仲間と上京して,東西南北を走り回り車輌を撮影しました。

  これらの車輌の多くは,既に引退していました。
  当時の車体塗色はその後に変更され,現在のイメージと異なります。

  関東私鉄は,人口増加に対応するため,
  新車の投入だけでなく,旧型車の更新による車輌増強が進められたため,
  多種類の車輌が運用されていました。

  1970年/昭和45年の大阪万博に合わせて整備された関西私鉄に較べて,
  遅れた印象でした。
1720系 DRC 特急“きぬ”   1975.3.31  浅草 〔東武鉄道 伊勢崎線〕
*Photo画面をクリックすると,大画面でご覧いただけます。
  東武鉄道 7800系

  東武鉄道独自の
  20m級4扉車として登場。
  1953年/昭和28年から
  164輌が製造されました。
  1979年/昭和54年から,
  5000系・5050系・5070系に
  更新され,
  7800系は形式消滅しました。

  1975.3.31
  浅草
  〔東武鉄道 伊勢崎線〕
東武鉄道 7800系
  東武鉄道 1800系

  急行“りょうもう”用車両として,
  1969年/昭和44年に登場。
  1編成が,予備車として残存。
  4編成は300系・350系に改造,
  白地にオレンジの帯の塗色で,
  日光線・宇都宮線の特急に
  運用されています。

  1975.3.31
  浅草
  〔東武鉄道 伊勢崎線〕
東武鉄道 1800系
  東武鉄道 3000系

  1964年/昭和39年から
  旧型電車の車体更新により,
  236輌が製造されました。
  8000系と同じ全面スタイルで,
  車体長さ18mでした。
  1992年/平成4年に
  全車廃車になりました。

  1975.3.31
  〔東武鉄道 野田線〕
東武鉄道 3000系
  京成電鉄 3300形

  1968年/昭和43年に登場した
  京成電鉄の通勤形電車です。
  都営地下鉄・浅草線,
  京急電鉄乗入対応車です。
  54輌が製造,
  現在は,4輌・4編成 16輌が
  残存しています。

  1975.3.31
  〔京成電鉄 京成本線〕
京成電鉄 3304
  京成電鉄 3200形

  1964年/昭和39年に登場した
  通勤型電車です。
  88輌が製造されました。
  最期は,金町線で運用され,
  2007年/平成19年に引退。

  1975.3.31
  日暮里
  〔京成電鉄 京成本線〕
京成電鉄 3280
  京成電鉄 3100形

  1960年/昭和35年から
  32輌が製造されました。
  1996年/平成8年に,
  形式消滅になりましたが,
  千葉急行へのリース車が,
  1998年/平成10年に引退し,
  正式に形式消滅しました。

  1975.3.31
  日暮里
  〔京成電鉄 京成本線〕
京成電鉄 3174
  京成電鉄 2100形

  2100形の2101 - 2106は,
  1952年/昭和27年に
  戦後初めての本格車輌として
  落成しました。
  普通列車用の青電塗色で
  活躍しましたが,
  1980年/昭和55年から,
  オレンジにアイボリーラインに
  塗装変更されました。

  1975.3.31
  日暮里
  〔京成電鉄 京成本線〕
京成電鉄 2106
  京成電鉄 3500形

  1972年/昭和47年から
  96輌が製造されました。
  京成電鉄では,
  初めての冷房通勤電車です。
  セミステンレス車体が
  採用されました。

  1975.3.31
  〔京成電鉄 京成本線〕
京成電鉄 3512
  京成電鉄 3500形

  3500形は
  1996年/平成8年から
  3501-3556に対して
  更新工事が実施されました。
  更新されなかった
  3557-3596は,
  2005年/平成17年までに
  廃車になりました。

  1975.3.31
  〔京成電鉄 京成本線〕
京成電鉄 3544
  新京成電鉄 100形

  新京成電鉄の100形の全車は,
  京成電鉄からの移籍です。
  1926年/大正15年の
  成田開通時に製造されました。
  その後,更新工事を受けて,
  当時の姿になっています。

  1975.3.31
  松戸
  〔新京成電鉄 新京成線〕
新京成電鉄 121
  新京成電鉄 100形

  京成電鉄から移籍の100系は,
  1953-62年/昭和28-37年の
  長期に亘り更新工事され,
  同一スタイルの電車は,
  ありませんでした。
  100形は,1987年/昭和62年,
  全車廃車になりました。

  1975.3.31
  松戸
  〔新京成電鉄 新京成線〕
新京成電鉄 112
  関東鉄道 キクハ3

  キクハ3は,
  元小田急クハ1652です。
  電車の雰囲気が残っています。

  1975.3.30
  取手
  〔関東鉄道 常総線〕
関東鉄道 キクハ3
  関東鉄道 キハ462

  キハ462は,国鉄から
  遠州鉄道,北陸鉄道を経由して
  関東鉄道に譲渡。
  1981年/昭和56年に廃車。

  国鉄 キハ04 6
  ⇒ 遠州鉄道 キハ801
  ⇒ 北陸鉄道 キハ5212
  ⇒ 関東鉄道 キハ462

  1975.3.30
  取手
  〔関東鉄道 常総線〕
関東鉄道 キハ462
  関東鉄道 キハ762

  キハ760形762は,
  1957年/昭和32年に
  湧別鉄道が製造。
  1970年/昭和45年に,
  関東鉄道に譲渡。
  1987年/昭和62年に廃車。

  1975.3.30
  取手
  〔関東鉄道 常総線〕
関東鉄道 キハ762
  京王電鉄 6000系

  6000系は,
  1972年/昭和47年から
  304輌が製造され,
  京王線,都営地下鉄新宿線で
  活躍しましたが,
  2011年に引退しました。

  1975.3.30
  高尾山口
  〔京王電鉄 京王高尾線〕
京王電鉄 6000系
  京王電鉄 2600系

  2600系は,
  京王帝都電鉄発足後の
  初めての新車として,
  1950年/昭和25年に登場。
  1977年/昭和52年に廃車。

  1975.3.30
  高尾山口
  〔京王電鉄 京王高尾線〕
京王電鉄 2600系
  京王電鉄 2600系

  2600系は,
  15輌が製造されました。
  塗色は,
  当初標準色ダークグリーンから,
  ライトグリーンに変更されました。

  1975.3.30
  高尾山口
  〔京王電鉄 京王高尾線〕
京王電鉄 2600系