Last Update 2014.6.1 | ||
●切符のメッセージ: 切符が発信する情報量は多く,当時のことを想うことができます。 | ||
1935年/昭和10年8月16日 東京駅発行 普通急行券 東京より乗車・800粁迄 3等 料金1圓 |
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この切符は,1935年/昭和10年8月16日発行の東京から800kmまで,3等の普通急行券です。 鉄道省(1920〜43年/大正9年〜昭和18年)時代の普通急行券です。 急行列車は,特別急行列車と普通急行列車,準急行列車に区分され, 急行券は,種別と等級が区別できるように,切符の色や意匠(デザイン)が工夫されています。 特別急行列車券の発行は,1912年/明治45年,新橋-下関の特別急行列車の運行のときが始まりです。 戦前の特別急行券,普通急行券は,乗車距離により, 右上から左下に斜めの赤線1,2,3本が記されていました。 赤線1本は400kmまで,赤線2本は800kmまで,赤線3本は800km以上になっていました。 また,急行券の台紙の色は,1等が淡黄色,2等が淡青色,3等が淡紅色でした。 急行券の意匠(デザイン)は,戦後の国鉄時代になっても変わりませんでしたが, 赤線の本数が,急行列車の種別である,特別急行(特急),急行,準急行を示すようになりました。 赤線3本が特急,2本が急行,1本が準急です。 切符のサイズ,色や意匠(デザイン)は,鉄道創成期から大きく変わっていないことは驚きです。 戦前の特急列車は,東海道・山陽本線を走る“富士”,“櫻”,“燕”,“鴎”の4列車しかなく, 東海道・山陽本線,東北本線などの幹線には,数多くの急行列車が運転されていました。 |
普通急行券 1938年/昭和13年3月21日 熱海から乗車 800粁迄 熱海駅 昭和13年3月21日発行 2等 2圓 |
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普通急行券 1943年/昭和18年3月19日 東京から乗車 401粁以上 東京駅 昭和18年3月19日発行 2等 4圓80銭 |
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普通急行券 1942年/昭和17年10月24日 尾道から乗車 400粁迄 尾道駅 昭和17年10月24日発行 3等 1圓65銭 |
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普通急行券 1942年/昭和17年5月18日 下関から乗車 401粁以上 小倉駅 昭和17年5月18日発行 3等 2圓20銭 |
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日本国有鉄道時代の普通急行券 | ||
普通急行券 1952年/昭和27年5月15日 熱海駅から乗車 300キロまで 熱海駅 昭和27年5月15日発行 3等 150円 |