Last Update 2005.8.1
     
      鶴見 − 国道 − 鶴見小野 − 弁天橋 − 浅野 − 安善 − 武蔵白石 − 浜川崎 − 昭和 − 扇町
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                         新芝浦       大川
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                         海芝浦
*Photo画面をクリックすると,大画面でご覧いただけます。

  鶴見駅


  海芝浦発電車が3番線ホームに到着。

  鶴見線は,鶴見を起点に2支線を含む
  総延長9.7kmのローカル線です。

  本線    鶴見-扇町   7.0km
  海芝浦支線 浅野-海芝浦  1.7km
  大川支線  武蔵白石-大川 1.0km


  浅野駅

  鶴見駅から海芝浦行き電車に乗車。
  海芝浦支線の分岐駅;浅野駅で下車。

  浅野駅で電車の撮影を開始。
  
  73系電車は,
  クハ79+モハ72+クモハ73の
  3輌編成で運用されていました。
  鶴見よりの車輌はクハ79。

  クハ  制御車
(運転台のある車)
  モハ  中間電動車
(モータのある車)
  クモハ 制御電動車
(運転台とモータのある車)

  浅野駅

  待っていると,
  扇町からの鶴見行き電車が発車。

  後尾車はクモハ73。
  クモハ73に,新造車輌はなく,
  全てモハ72を改造して製造されました。

  このため,
  多彩な形態の電車が誕生しました。

  このクモハ73は,
  全金属車体に量産改造された車です。
  

  浅野駅

  鶴見から扇町行き電車が到着。

  後尾車のクハ79は,三段窓。

  中間車は,
  試作改造の両扉車 モハ72-970です。

  モハ72-970は,
  1972年に,モハ72-587を
  103系相当の車体に載せ替えて
  車内アコモデーションを改善した車。
  鶴見線を最期に1980年廃車。

  浅野駅

  先の電車が,海芝浦から
  鶴見行きとして折り返してきました。

  先頭車は,クハ79です。
  側面窓は,
  アルミサッシ2段窓です。

  正面窓は傾斜タイプで,
  窓の上下に帯はありません。
  この前面形態は,
  101系,103系に引き継がれました。

  浅野駅

  鶴見行き電車の出発です。

  最後尾は,
  全金属車体のクモハ73です。

  浅野駅

  鶴見から海芝浦行きの電車が到着。

  先頭車は,
  先と同じ全金属車体のクモハ73です。

  最後尾のクハ79の側面窓は,
  三段窓です。

  浅野駅

  新芝浦・海芝浦に向けて出発。

  最後尾のクハ79の三段窓は,
  戦時設計の63系電車のなごりです。

  63系電車では,
  満員時の換気のため
  中間窓を固定にして,
  上下窓を開閉できる三段窓が
  採用されました。

  浅野駅

  扇町方面から
  鶴見行きが浅野駅に到着。

  先頭のクハ79は,
  戦時設計の63系の面影を
  色濃く残した形態の電車です。

  63系電車は,
  桜木町事故(1951年/火災事故)により
  欠陥電車として糾弾され,
  1951〜1953年に
  体質改善工事が施され
  73系電車に再生されました。

  

  浅野駅

  鶴見方面から
  扇町行き電車が浅野駅に進入。

  この編成は,
  全金属車体の電車だけで構成。

  側面の窓の上下に帯はありません。

  浅野駅

  海芝浦から鶴見行き電車が,
  折り返してきました。

  現在の浅野駅の建物と線路配置は,
  当時と変りませんが,
  ホーム上の鉄橋は,
  いつのまにか,撤去されました。  

  浅野駅

  海芝浦から鶴見行き電車が出発。
  鶴見から海芝浦行き電車が到着。
  浅野駅の手前で,すれちがい。

  鶴見線は,鶴見-浜川崎間が複線,
  浜川崎-扇町間は単線です。  

  武蔵白石駅

  武蔵白石駅を鶴見行き電車が発車。

  武蔵白石は,大川支線の分岐駅。
  大川支線は,大川まで一駅 1km。
  クモハ12(17m車)が1996年まで運行。

  写真の踏み切りは,
  日本鋳造の通用門に続きます。

  鶴見線の沿線には,
  日本鋼管(現JFE),東芝,旭硝子など
  多くの工場があります。