東海道新幹線の開業初期に,列車に取付けられた行先票です。
超特急“ひかり”の表記が,新鮮で,誇らしい印象です。
在来線の列車の行先票は琺瑯引きの鉄板でしたが,
新幹線用行先票は塗装アルミ板で,ひかり用は黄色,こだま用はクリーム色でした。
開業のとき全車輌に付けられた行先票は,
高速走行時の脱落の可能性や取換作業の煩雑さなどから
先頭車のみの取付けに変更され,その後は全廃になりました。
しかし,山陽新幹線・岡山開業のとき,列車の種別・行先が複雑になったことから,
新造車に電照式電動幕が装備されるようになりました。
こうした経緯から,
東海道新幹線開業に登場した0系(1,2次車)には,全車行先票札差がありましたが,
その後の3次車(1965年)以降の中間車の行先票札差は廃止になり,
6次車(1967年)以降は,先頭車 |