Last Update 2015.6.1
       

  阪急2867号は,かつての京都線・特急専用電車2800系です。
  2800系(8輌編成×7本)は,先頭車の前面に,円形の特急標識を2枚付けて,
  梅田-河原町を最速38分で結びました。

  阪急電車の車体色は,昔も,今も,伝統のマルーンが基本です。
  艶やかな光沢のマルーン色の車体は,上品でお洒落なイメージを醸しだしています。

  この車輌番号は,2867号の解体時に車体から切り取られたものです。
  引退後の車体ですが,光沢のある車体色はそのままです。

  2800系は1964年/昭和39年に製造され,その後も順次増強されました。
  2867号車は,1966年/昭和41年製造の2850形に区分される増備車です。

  京都線・特急運用は,1979年/昭和54年までに,
  後継の6300系(1975年/昭和50年登場)に置換わりました。
  特急運用を離脱した2800系は,
  3扉・ロングシート化され,普通・準急運用に就きました。

  2867号を含む2817F編成(2817-2837-2867+2807-2897-2847-2857)は,
  1988年/昭和63年頃,最初の2800系の廃車になりました。

  2800系の全廃は,1995年/平成7年でした。


1976 阪急電鉄 京都線 十三-中津
1973 阪急電鉄 京都線 大山崎