阪急2867号は,かつての京都線・特急専用電車2800系です。
2800系(8輌編成×7本)は,先頭車の前面に,円形の特急標識を2枚付けて,
梅田-河原町を最速38分で結びました。
阪急電車の車体色は,昔も,今も,伝統のマルーンが基本です。
艶やかな光沢のマルーン色の車体は,上品でお洒落なイメージを醸しだしています。
この車輌番号は,2867号の解体時に車体から切り取られたものです。
引退後の車体ですが,光沢のある車体色はそのままです。
2800系は1964年/昭和39年に製造され,その後も順次増強されました。
2867号車は,1966年/昭和41年製造の2850形に区分される増備車です。
京都線・特急運用は,1979年/昭和54年までに,
後継の6300系(1975年/昭和50年登場)に置換わりました。
特急運用を離脱した2800系は,
3扉・ロングシート化され,普通・準急運用に就きました。
2867号を含む2817F編成(2817-2837-2867+2807-2897-2847-2857)は,
1988年/昭和63年頃,最初の2800系の廃車になりました。
2800系の全廃は,1995年/平成7年でした。
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