Last Update 2015.12.1
     

  紀勢本線の電化(1978年/昭和53年)以来,
  南紀特急“くろしお”として37年間走ってきた381系が10月30日に引退しました。

  381系は,急カーブにおけるスピードアップのために開発された振り子式直流特急電車,
  軽量化と低重心化を図った車体などに特徴があります。

  381系は1973〜82年/昭和48〜57年に製造され,
  カーブの多い中央本線“しなの”,紀勢本線“くろしお”,伯備線“やくも”に投入されました。
  近年は,北近畿地区の特急“こうのとり”“きのさき”“はしだて”にも運用されましたが,
  “くろしお”と同様に,
  北陸特急“しらさぎ”に運用された683系を改造した289系を後継にして引退しました。

  残る381系は,岡山と山陰を結ぶ“やくも”だけになりました。

                        Goodbye! 381系・特急くろしお

出発を待つ381系特急くろしお11号・新大阪発/白浜行 2061M  2012.1.15  新大阪 〔JR西日本 東海道本線〕
木津川橋梁を渡るくろしお14号・新宮発/新大阪行 64M  2013.11.2  大正 〔JR西日本 大阪環状線〕
くろしお13号・新大阪発/新宮行 63M  2013.11.2  大正 〔JR西日本 大阪環状線〕
くろしお15号・新大阪発/白浜行 2065M  2014.4.10  天王寺-美章園 〔JR西日本 阪和線〕