Last Update 2015.9.1
     


  国産初のNゲージメーカーである関水金属 KATOのNゲージ製造40周年記念として,
  2005年に発売された“EF58試験塗装機4輌セット”です。

  EF58は,1946-48年/昭和21-23年に鉄道省型の電気機関車として誕生しましたが,
  1952年/昭和27年,高速運転性能に優れた機関車に大改良され量産が開始されました。
  新EF58は,流線形車体のスマートで精悍な電気機関車として人気がありました。

  普通列車から優等列車を牽引する旅客用機関車として,
  1950年代から東海道・山陽本線,高崎・上越線,東北本線などに運用されました。

  1950年当時は,電気機関車は濃茶色(ぶどう色2号)に塗装されていましたが,
  1956年の東海道本線全線電化先立つ1954年に,
  特急“つばめ”,“はと”を牽引するEF58の車体塗色を検討するため,
  4,16,18,31号機に試験塗装されました。

  その結果,特急“つばめ”,“はと”の牽引EF58には,
  4号機に塗装された淡緑色の車体に,下部を黄色に塗装した塗色が採用されました。

  濃淡緑色の上下2トーンに彩色された4号機は,
  東海道本線全線電化時の記念切手に描かれています!

  その後,特急“つばめ”,“はと”は電車化され,淡緑色塗色は消滅しましたが,
  寝台特急ブルートレイン牽引用EF58に,
  青色車体に下部クリーム色の塗色が採用されました。


EF58 4号機

  プラスチック製のNゲージの量産品は,
  安価で,収集しやすい鉄道模型です。

  実列車と同じ編成で車輌を連結して
  長編成の列車を再現したり,
  このセットのように
  塗色の違う車輌を並べることも
  少ない負担で実現できます。

  また,レイアウトを作って
  走らせて楽しむことも容易です。

  Nゲージの出現で,
  鉄道模型の世界は大きく広がりました!
EF58 18号機
EF58 16号機
EF58 31号機
EF58 4号機 EF58 16号機
EF58 18号機 EF58 31号機