Last Update 2016.6.1
     


  関水金属 KATO Nゲージ生誕50周年記念製品 C50形蒸気機関車です。

  わが国初のNゲージモデルは,
  1965年/昭和40年に関水金属 KATOが発売したC50とオハ31形客車でした。
  当時は機関車本体に搭載できる小型モータはなく,
  初代C50は,テンダ(炭水車)に搭載したモータからジョイントを介して
  機関車の動輪を駆動しました。

  3代目に当たるこのC50は,超小型コアレスモータ,フライホイールの採用などにより
  安定した走行性能を発揮するとともに,
  見応えのあるディスプレイモデルとしてのスタイル,精密さを実現しています。

  C50は,大正生まれの8620形機関車に代わる旅客列車牽引機関車として,
  1929〜33年/昭和4〜8年に154輌が製造されました。
  日本海側と四国を除く全国に配置され,
  大都市近郊の快速列車や急行軽貨物列車などに活躍しました。

  晩年は,入換え機として運用され,1974年/昭和49年に全車廃車になりました。