1999年7月に運行を開始した上野-札幌を結ぶ寝台特急“カシオペア”が,
2016年3月に廃止になります。
北海道新幹線・新函館北斗開業(2016.3.26)において
青函トンネルの架線電圧が昇圧され,従来の電気機関車が使用できなくなるため,
先に,寝台特急“北斗星”が定期運転を2015年3月に終了,季節運転も8月に終了,
寝台特急“カシオペア”も運転を終了します。
寝台特急“カシオペア”には,12輌・1編成のE26系客車が運用されています。
1編成のみの運用のため,原則として,
上野発は火・金・日曜,札幌発は月・水・土曜の臨時列車として運行されています。
運転時刻は,
〔下り〕 上野1620発 → 仙台2059 → 函館635 → 札幌1115着
〔上り〕 札幌1612発 → 函館2112 → 仙台433 → 上野 925着
E26系客車は全て2階建であり,A寝台2名用個室寝台車10輌に,
ダイニングカー(食堂車)とラウンジカーを連結した豪華編成になっています。
上野発の最終運転日は3月19日,札幌発の最終運転日は3月20日です。
寝台特急“カシオペア”の廃止により,機関車牽引の寝台特急は消滅します。
Goodbye! 寝台特急・カシオペア
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