Last Update 2016.9.1
       
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軍艦島上陸
30号・31号/高層アパート・1946年/大正5年建設の日本最古の7階建て鉄筋コンクリート造の高層アパート
軍艦島クルーズでは,
海が荒れて上陸できないことが多くあるそうですが, 
この日は,上陸することができました。

上陸すると見学ルートにしたがって,
3ヶ所の見学広場から建物群を見ることができます。

建物の崩壊危険から建物に近づくことは許されず,
残骸が散乱した場所に設けられた見学広場から,
高層アパートなどを眺めました。

端島小中学校は,窓ガラスがところどころに残り,
独特の雰囲気を醸し出していました。
●軍艦島上陸記念証明書

 閉山時の建物の約半数が,現在も残っています。
 上図の建物番号と右表の建設年,構造・階数などから
 当時の繁栄振りを偲ぶことができます。

 ●30号・31号/高層アパート
  1916年/大正5年に建てられた30号アパートは,
  日本最古の7階建鉄筋コンクリート造高層アパート。
  鉱員アパートとして建設され,
  内庭には吹き抜けの廊下と階段があり
  地下には,売店もありました。
  31号アパートには,地階に一般用の共同浴場があり,
  1階には,郵便局や理髪店も設置されていました。

 ●70号/端島小中学校
  1958年/昭和33年建設の鉄筋コンクリート造7階建。
  1階から4階までが小学校,5階と7階が中学校,
  6階に講堂,図書館,音楽室がありました。
  1970年/昭和45年には,体育館や給食設備が新設,
  給食を運ぶ島で唯一のエレベータがありました。

 ●第二竪坑坑口桟橋
  主力坑だった第二竪坑を含め,
  鉱山施設は,現在,ほとんどが崩壊していますが,
  第二竪坑へ行くために設けられた桟橋への
  昇降階段部分が残っています。

 ●総合事務所
  鉱山の中枢であったレンガ造の建物です。
  総合事務所の中には,
  炭鉱マンのための大きな共同浴場がありました。
  この周辺には,多くの建物がありましたが,
  現在では,ほとんどが崩壊しています。
30号・31号/高層アパート 70号/端島小中学校・1958年/昭和33年建設
貯水槽 70号/端島小中学校・1958年/昭和33年建設
第二竪坑坑口桟橋の昇降階段 70号/端島小中学校・1958年/昭和33年建設
70号/端島小中学校・1958年/昭和33年建設
レンガ造の総合事務所と第二竪坑坑口桟橋 レンガ造の総合事務所
岸壁に設けられたドルフィン桟橋から乗下船 軍艦島の護岸