Last Update 2012.12.1
         
    181系“とき”
1982.4.10 水上〔上越線〕

   東海道本線全線電化(1956年/昭和31年)のとき,東京-大阪を6時間30分で結ぶ電車特急が計画され,
   1958年/昭和33年11月,国鉄初の特急用電車20系(のちの151系)による特急“こだま”の運転が開始されました。

   20系(のちの151系)電車は,クリーム色と赤色に塗装され,国鉄特急の標準色になりました。
   先頭車は,スマートなボンネット型にデザインされ,
   前面には特急シンボルマークと電照式愛称板,ボンネットにはJNRマークが付けられました。
   20系(のちの151系)電車は“こだま型電車”として親しまれ,国鉄黄金時代を象徴する車輌になりました。

   1962年/昭和37年,上野-新潟間特急“とき”用に20系と同型(のちの151系)の161系電車が登場しました。
   その後,1965年/昭和40年,151系,161系は181系電車に統一,増備され,
   直流区間の幹線である東海道線,山陽線,上信越線,中央線,東北線の電車特急に活躍しました。

      【181系が運用された主な特急】

    ●東海道・山陽特急  こだま,富士,つばめ,はと,おおとり,うずしお
    ●山陽特急      つばめ,はと,しおじ,うずしお,ゆうなぎ
    ●上信越特急     とき,あさま,そよかぜ,新雪
    ●中央特急      あずさ
    ●東北特急      くろいそ


   181系電車は,新幹線開業に追われるように運転区間を狭め,
   1982年/昭和57年の上越新幹線開業により,最後の運用であった“とき”を引退しました。

   上越特急181系“とき”は,1962〜1982年/昭和37〜57年の20年間を走り続けました。


1982.4.11 水上〔上越線〕
1982.4.11 水上−湯檜曽〔上越線〕
1982.4.11 水上−湯檜曽〔上越線〕
1982.4.11 湯檜曽−土合〔上越線〕
1982.4.10 土樽−越後中里〔上越線〕
1982.4.10 土樽−越後中里〔上越線〕
1982.4.10 越後中里−越後湯沢〔上越線〕
1982.4.9 越後中里−越後湯沢〔上越線〕