Last Update 2012.12.1
      
  181系“とき”       1982年・春       1982年・夏

   
上越特急“とき”は,1962年/昭和37年から上越新幹線開通の1982年/昭和57年まで,
   上野-新潟を高崎線・上越線・信越本線を経由して結びました。

   上越特急“とき”は,新造161系電車(のちに181系に改造)による1往復運転で始まりましたが,
   東海道本線の特急“こだま”などに活躍した151系電車をパワーアップした181系電車が投入され増発されました。
   その後,183系電車も加わり,最期には,14往復のL特急“とき”が上越国境を越えていきました。
   181系電車は,ボンネットタイプの先頭車が格好良く,被写体として最高でした。

   上越新幹線開通直前の春と夏に,上越国境・水上-越後湯沢を走る最期の特急“とき”を追いました。
   4月には降雪の中,7~8月には緑の中を疾走する“とき”を撮影しました。

 “とき12号”(新潟発上野行) 2012M     1982.4.10 越後中里-土樽 〔上越線〕

   上越特急“とき”の履歴

   
1962年/昭和37年  信越本線・長岡-新潟間の電化完成。
             上越線初の特急列車“とき”運転開始。上野-新潟の所要時間は4時間40分。

   1963年/昭和38年  38豪雪により,1月25日-2月17日“とき”運休。
   1964年/昭和39年  新潟地震の影響により,6月16日-6月26日“とき”運休。
   1965年/昭和40年  “とき”2往復に増発。
   1966年/昭和41年  “とき”3往復に増発。
   1968年/昭和43年  ダイヤ改正により,“とき”に季節列車2往復新設。
   1969年/昭和44年  “とき”の季節列車2往復が定期化,5往復になる。
   1970年/昭和45年  急行“佐渡”1往復を“とき”に格上げ。“とき”6往復になる。
   1972年/昭和47年  3月 “とき”1往復増発,7往復になる。上野-新潟の所要時間は3時間51分。
             10月 “とき”3往復増発され10往復になる。自由席を新設してエル特急になる。
   1973年/昭和48年  “とき”3往復増発され13往復になる。6時から18時台まで1時間ヘッド運転。
   1974年/昭和49年  181系電車の一部を,食堂車を連結しない183系電車1000番台に置換え。
   1978年/昭和53年  181系“とき”の食堂車の営業休止。“とき”1往復増発,14往復になる。

   1982年/昭和57年  上越新幹線の開業により,上越特急“とき”廃止。